挑戦の泣ける話・感動する話 18選
「挑戦」をテーマにした、3分で読める短い物語。泣ける話から、くすっと笑える話まで。
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新聞読んではります
小六の孫と一緒に、六十二歳で英検三級を受けることになった。筆記は受かった。問題は、英語で話す二次の面接だった。
カツ丼二・五キロ
三十分で食べきればタダ、写真が壁に貼られる。体重五十二キロの高二が、商店街の定食屋のチャレンジメニューに挑んだ。
親子リレーまで十九日
小学二年の娘の運動会に、親子リレーがある。四十一歳、最後に全力で走ったのはたぶん高校の体育祭だ。
はじめての床屋
小学四年の男の子が、四つ折りの千円札を二枚にぎって、はじめて一人で床屋のドアを押す。
川柳欄
地方紙の川柳欄に、はがきを出しつづけて十一年。七十四歳の私の句は、まだ一度も載っていない。
最後の一箱
健康診断で医者に言われて、五十六歳で禁煙を始めた。これが四回目になる。
ツッコミ担当
吃音の友達と、文化祭で漫才をやることになった。
仮免、三回目
六十五歳で教習所に通いはじめた母の話。
ジリリリ
二年間部屋から出てこない息子の部屋の前に、父が置いた目覚まし時計。
壁当て
三年間一度も勝ったことのない控え投手が、延長十二回にマウンドへ。
百円の詩
地下道で詩を売っていたホームレスの男性と、二百枚目の詩。
四段の跳び箱
六年間一度も跳べなかった跳び箱を、卒業の一週間前に。
みんなの店
閉店を決めた喫茶店の主人を、常連たちが引き止めた方法。
口で書く小説
字を読むのが苦手な少年の物語を、先生がノートに書き取った。
腕で走る
事故で歩けなくなった元マラソン選手に、後輩が見せた一本の動画。
二百一回目
十年間オーディションに落ち続けた俳優が、演劇の先生に見せられたもの。
別れの曲
戦争でピアノを奪われた祖母が、八十歳で出た初めての発表会。
四十歳の見習い
会社を辞めてパン屋に弟子入りした四十歳と、親方の一言。